2026年8月6日(木)、山形県酒田市の株式会社石井製作所にて企業訪問を行いました。

今回参加したのは、酒田光陵高校の生徒9名。株式会社石井製作所の皆さまにご協力いただき、工場見学とグループワークを通して、地域企業の仕事やものづくりの現場について学びました。
株式会社石井製作所は、播種機をはじめとする農業機械の開発・製造を行う企業です。農家の声や現場での課題を製品開発に生かしながら、農作業の省力化につながる機械の開発にも取り組んでいます。
今回の企業訪問では、そうした製品が実際につくられている現場を見学するだけではなく、「石井製作所のAI活用アイディアを出そう」をテーマに、生徒自身が現場の課題を見つけ、解決策を考えるところまで挑戦しました。
実際の工場を見て課題を見つける
まずは、石井製作所の皆さまから説明を受けながら工場内を見学しました。

その後のグループワークでは、3つの班に分かれ、見学を通して気づいたことを一人ひとり付箋に書き出していきます。生徒たちが挙げたのは、「手作業の多さ」「部品・在庫管理」「運搬作業」「工場内の暑さ」「新人教育」「若手人材の確保」など。

製造工程だけでなく、働く環境や人材に関することまで、それぞれが実際の現場を見て感じた課題が集まりました。
書き出した付箋をグループごとに整理しながら、「この課題にAIやデジタル技術を使うとしたら、何ができるだろう」と考えていきました。
高校生の視点から提案
グループワークからは、AIやカメラを活用した在庫管理、運搬ロボットや製造工程の機械化、AIによる作業・教育支援などのアイディアが生まれました。


さらに、倉庫スペースの有効活用や職場環境の改善、学生が実際の仕事を体験できる機会をつくり採用につなげるという提案もありました。
AIを使うことだけにとらわれず、企業が抱えている課題をどうすれば解決できるのかというところから考えたことで、技術だけでなく、人や働く環境にも目を向けたアイディアにつながりました。
最後には、班ごとに考えた内容をまとめ、石井製作所の皆さまへ発表しました。
訪問後、生徒からは、企業の仕事や社会的な役割への理解が深まったことに加え、農業に携わる人の減少という社会課題や、それに対応する石井製作所の取り組みが印象に残ったという声も寄せられました。
双方がそれぞれに学びを持ち帰ることのできる企業訪問となりました。
