第3回やまがたAI甲子園 東桜学館が最優秀賞

3月21日、山形市立商業高等学校 輸誠ホールにて、第3回やまがたAI甲子園が開催されました。県内外の過去最多の21校、総勢100人が参加し、画像分類AIと探究テーマAIの2つの競技で熱戦を繰り広げました。この中で山形県立東桜学館高等学校が最優秀賞に選ばれ、トロフィーと賞状が送られました。大会の様子は、YOUTUBEでアーカイブ配信されています。
                

トロフィーを手にする東桜学館AI部の大井 真(おおい・まこと)部長 AI部の活動は2年目

出場校の記念撮影

競技内容および審査基準

結果発表

最優秀賞 

「競技テーマ 画像分類AI」と「探究テーマAI」の2種目の得点を合算し、最も得票点の高い高校。
高校名:山形県立東桜学館高等学校 
    「快適さをGet!!コーディネートお助けAI・改」

審査員コメント
気象データからおすすめの服装を提案するという人々の健康を考慮し、かつ他ではあまり取り組んでいない難しいテーマだったと思います。幾度も多くのモデル作成を試みたのは良かったと思います。予測モデル、クラスタリングなど技術的に興味深い。全世界でニーズのあるテーマだと思いますので、更なるモデルの進化に期待しています!

東桜学館の発表

競技テーマ賞 

「競技テーマ 画像分類AI」において最も得票点の高い上位3校。

第1位:山形県立東桜学館高等学校

第2位:鶴岡工業高等専門学校

第3位:山形県立酒田光陵高等学校・東京都立荒川工業高等学校


審査員からの総評
画像分類は、高校生が取り組むには、丁度いい難易度で技術や仕組みを良く学ぶ機会になったと思う。その中でも、東桜学館は、ほぼ満点という精度を実現したことは素晴らしい。ほかの高校も、今回のできたこと、できなかったことを次に生かしてほしい。

競技テーマに取り組む生徒たち

探究テーマ賞

「探究テーマAI」において最も得票点の高い上位3校。

第1位:学校法人新庄学園 新庄東高等学校「AIで山形県のコロナ感染者数の推移を予測」

第2位:東京都立荒川工業高等学校「 高齢者に安全で快適な空調管理システム」

第3位:山形県立東桜学館高等学校「 快適さをGet!!コーディネートお助けAI・改」


審査員コメント
新庄東:新型コロナウイルスの感染者数を予測するという社会的な意義のあるテーマで、アプローチも工夫されていた。複数の情報を利用した上、行き詰まったときに精度を高める工夫を重ねている点が素晴らしい。先行事例の読み込みや、それによって出てきた移動データの理解など、普段はやらない様な内容の理解が必須だった思う。よく取り組まれた。

荒川工業:とても難しいテーマに対し、よく複数回の試行錯誤とデータの分析を行った。議論と実装が先に進み、アプリの開発にも踏み込んでいるのが、素晴らしい。空気をマネージメントできるというのは素晴らしい価値があり、空調メーカーに提案してほしい。

表彰を受ける新庄東高校

初の県外高校からの入賞となった東京都立荒川工業高校

審査員奨励賞

審査員から特に優れた点があると評価された高校。

山形県立山形西高等学校 「小学校低学年向けの発音修正AIを作ろう!」

審査員コメント
社会課題の設定やAIの使いどころ、説明する際の論理展開などが巧みだった。真剣に取り組む姿が見え、共感できる部分が多かった。

山形県立鶴岡南高等学校 「花粉予測AIの改善」

審査員コメント
花粉症が社会問題になる中で、仮説をしっかりと立て、実証している。また、精度が悪かったときに、試行錯誤を繰り返し、突破するための努力を重ねていた点を評価した。

ものづくり太郎さんから表彰される山形西高校のAI部員たち

各賞を受賞された学校の皆さん、おめでとうございます!素晴らしい成果を発表し、競技を盛り上げてくれた全参加者に心から感謝申し上げます。

熱戦の模様は、YOUTUBEでご覧いただけます。

アーカイブ配信URL:https://youtu.be/MKoUwvMC2f0

やまがたAI甲子園は、今後も若い才能の育成とAI技術の発展を支援し続けます。引き続き、やまがたAI部の活動をよろしくお願いいたします。

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