【速報】第6回AI甲子園 in やまがた結果

2026年3月20日、山形市立商業高等学校を会場に「第6回AI甲子園 in やまがた」が開催されました。設立6年目を迎え、いまや全国・海外からも注目される「高校生AIの祭典」へと成長した本大会。ここに、山形県内はもとより、全国から46校・約100名の生徒が集いました。1年間にわたる学びと試行錯誤の集大成として、技術力と創造性を競い合う熱い1日となりました。

「社会を変える」14の提言 ― 探究テーマ部門

探究テーマ部門では、予選を勝ち抜いた14校が登壇。「AIは目的ではなく手段」という理念のもと、地域の課題を自らの手で解決しようとする高度なプレゼンテーションが展開されました。

  • クマの出没予測外来種の判別といった自然との共生
  • フェイク動画の判別電気工事の欠陥検知といった社会の安全
  • FAQ AI学習支援AIといった教育現場の改善

など、大人顔負けの着眼点と、試行錯誤を重ねたAIモデルの構築プロセスに、審査員席からも驚嘆の声が上がりました。

学校/チーム名発表テーマ(予選のテーマ名)
JOYFUL(せんだいAI部)忘れ物を自動検知
酒田光陵高校(山形)Classroom FAQ AI
上山明新館高校(山形)AIで「視る」を支える
宇土高校(熊本)フェイク動画判別AI
山形市立商業高校(山形)ポップカルチャーと未来予測
水沢工業高校(岩手)AIによる電気工事の欠陥検知
福岡女子商業高校(福岡)学生特化型 AI要約くん
ウパルパ(せんだいAI部)見回りロボット
HEKAFI(せんだいAI部)冷蔵庫の中の食品管理とレシピ提案
鹿児島情報高校(鹿児島)忘れ物Finder
寒河江工業高校(山形)ロボットの組立の失敗をゼロに!
乙訓高校(京都)音声から感情を読み取る
米沢興譲館高校(山形)米沢市におけるツキノワグマ出没予測
山形中央高校(山形)感情認識AI「Fine-Emotion Dual」

0.1秒、1枚の精度を競う ― 競技テーマ部門

画像認識技術を競う競技テーマ部門では、「航空写真から施設名を当てる」という難問に挑戦。事前に学習した100施設に加え、当日初めて公開される5施設を含む500枚の画像をいかに正確に、そして素早く判別できるかを競いました。 会場では、プログラムが次々と画像を解析していく緊張感あふれる光景が見られ、デジタル時代の新たな「モータースポーツ」のような盛り上がりを見せました。


大会結果(速報)

【探究テーマ賞】(AI利活用による課題解決を評価)

  • 1位:鹿児島情報高等学校「忘れ物Finder」
  • 2位:せんだいAI部ウパルパ「見回りロボット」
  • 3位:せんだいAI部HEKAFI「冷蔵庫の中の食品管理とレシピ提案」

【競技テーマ賞】(画像認識AIの精度と速度を評価)

  • 1位:せんだいAI部HEKAFI
  • 2位:鹿児島情報高等学校
  • 3位:広島県立賀茂北高等学校

【台湾 競技テーマ賞】

  • 1位:華盛頓中學(ワシントンちゅうがっこう)
  • 2位:清水高中(しみずこうとうがっこう)
  • 3位:臺南市高級瀛海中學 (たいなんし しりつ えいかい こうきゅうちゅうがっこう)

【審査員特別賞】

  • 山形県立上山明新館高校
  • 山形県立寒河江工業高校

産官学が一体となって生徒をバックアップ

今大会には、後藤宗明氏(ジャパンリスキリングイニシアチブ代表理事)を審査員長に迎え、経済産業省、ソニー、日立製作所、博報堂、北海道大学など、日本を代表するAIの専門家が審査を担当。 また、松本尚デジタル大臣や吉村美栄子山形県知事、佐藤孝弘山形市長からもビデオメッセージが寄せられ、台湾10校との国際交流など、ネットワークの広がりを象徴する大会となりました。

市民の応援が「世界への扉」に

今大会の各部門優勝校には、副賞として「日本・台湾 相互研修旅行」が贈られます。この活動を支えたのは、山形市が実施したガバメントクラウドファンディングです。「地元の高校生に世界を見てほしい」という市民一人ひとりの支援が、生徒たちの挑戦を後押ししました。

やまがたAI部は、これからも「AIを使いこなし、未来を切り拓く人材」の育成に向け、歩みを進めていきます。

協賛:
アリオンテック株式会社

株式会社でん六

NTT東日本株式会社

株式会社荘内銀行

ポスター印刷協力:富士フイルムBI山形株式会社