やまがたAI部運営コンソーシアム

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ものづくり企業訪問

やまがたAI部のものづくり企業訪問会を開催しました。
第一回は、前田製管を訪問し、第二回は、県内12校から57人の生徒がオンラインとリアルのハイブリッドで参加しました。

このうち、現地参加した27人の生徒は、ミクロン精密の従業員の皆さまのご案内で工場を周り、自動車や電化製品など様々な製品に使用される真円を研削する機械の製造について、実地で学び、オンラインの参加者は、ビデオ会議システムで見学しました。

その後、どのような分野にAIが利用できそうか、従業員の方も交えて学校ごとにディスカッションを行いました。

生徒たちからは、「機械の振動を振動で打ち消すことをAIでできないか」「機械音から、機械の異常を察知したり、発生している音を分類して、工場の働く中をより静かにできないか」「加工物によって、砥石の選択を最適化するAIを作れるのではないか」など柔軟な発想の活用策を発表していました。

なかでも、昨年度もAI部に参加した生徒がいた学校は、クラスタリングや特徴量など、専門用語を駆使しながら、アイデアレベルからどうやったら実現できるかまで、議論が進み、コーチ陣を唸らせていました。

その後、ミクロン精密の担当の方は、実際にAIを、熟練の職人が行っていた機械の操作を経験の浅い従業員でも簡単に操作できるようにすることにAIを活用しようとしていることを紹介していました。

ミクロン精密の榊原社長は、

「今日の皆さんの発表は、アメージングだった。AIは万能ではないので、AIにできることはAIに任せる。人間にしかできないことを人間がやる社会がくる」とした上で、「ぜひ、世界がより良くなるようにAIを使い、世界がより良くなるように、みんなの優秀な頭脳を使うというように考えていってほしい」とエールを送っていました。

AI部では、今後も、モンテディオ山形への企業訪問などを行う計画で、日々のカリキュラムと組み合わせてAIに親しんでもらい、来年3月のやまがたAI甲子園に向けて学習を進めてもらう予定です。